精神疾患の疑い


鉄の役割は
酸素を細胞に運ぶことによって
栄養素を酵素で効率よく燃焼し、
大量のエネルギーを生産し、ATPという形で蓄積することだ。

だからもし
鉄が不足すると記憶力や集中力の低下が
うつ病を発生する。




マグネシウムは生体のエネルギー通貨ATP
遺伝子DNAの構成成分であるだけでなく
エネルギー生産にもかかわっている。

このため、マグネシウムの不足は、脳の疲労
うつ秒、不安不眠をもたらす。








砂糖と精製デンプンは血糖値を急に上げる





糖類はブドウ糖となって脳にエネルギーを供給している。
ここで大事なのは糖類がブドウ糖に変わるときのスピードである。



砂糖や高度に精製されたデンプンは猛烈なスピードでブドウ糖で分解される。この高スピードが心を乱す。
砂糖や精製デンプンを大量に含んだ食物を食べて、血糖値があがったとき、膵臓が過敏に反応し、大量のインスリンを放出する。インスリンブドウ糖を高速で血液中から取り除くため、血糖値は正常なレベルよりはるかに低くなる。この状態では、あなたの脳はガス欠のため、正常に働くことはできない。こうした頭痛、不安、イライラ、疲労、集中力の欠如が発生する。
もちろん、こうした血糖値の急激な下降はいずれとまる。低血糖は脳という人にとって最重要の臓器への最大級のストレスである。このストレスに対して副腎がすばやく反応する。すなわち、副腎がストレスホルモンのアドレナリンを放出する。
このホルモンが肝臓に作用すると、肝臓は蓄えたグリコーゲンをブドウ糖に分化し血液中に放出する。こうして血糖値が上がる。このブドウ糖によって、人体はインスリンショックという状態から立ち直り、脳が守られる。アドレナリンの放出があなたの脳を危機から救ったのだが、これによって次のような不快な反応が引き起こされてしまう。すなわち、身体が震える、汗をかくなどである。これと同じような症状をカフェインも引き起こす。これはカフェインが一時的に血糖値を高めるはたらきがあるためである。
カフェインは生体に蓄えておいたグリコーゲンをブドウ糖に分解して血液中に放出されるから、少しの間は気分がよくなる。しかし、カフェインの効果が切れたときには、血糖値が下がる。インスリンはドアをノックするように穏やかにグリコーゲンを蓄えている細胞からブドウ糖を放出させるが、カフェインはドアごろ蹴り破ってしまうようなものである。
カフェインの摂取で元気になるもう一つの理由は副腎を刺激し、アドレナリンを放出させるからだ。







トリプトファンは脳内のセロトニンレベルを高め、気落ちした心を上向かせる。
脳内のセロトニンレベルが異常に低いとノルアドレナリンの放出に歯止めがかからなくなり、自殺衝動や暴力を発生させやすいことも判明している。




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