突然変異ではない

思春期の問題行動は突然起こるものではありません。
その根っこには乳幼児期の育ち方が深く関係しているのです





そのことをしめしているひとつの例として
保育園や幼稚園で自分の性器を触る子供が
増えているという現象があります



男児だけでなく、女児にも、です





多くの保育士さんから対応に困っていると
相談されるがなぜ、性器をいじるのでしょうか






おかあさんとのスキンシップが不足していることが
原因ではないかと推測されます





スキンシップとは肌と肌の触れ合いだけでは
ありません



どれだけ愛情をかけてあげているかということが
重要なのです





お母さんから充分に愛されていない
抱きしめてもらえない子供たちがそういう行為をする
傾向にあるのではないだろうか









フトイトはこのことをリビドーと呼び

・生きる原動力となる力
・性ととても強く結びついた衝動  と残しています

そして、充分な愛情を与えられるず、満たされない性衝動を抱えた子供は仕方なく自分で自分を満たそうとします、それが性器いじりというひとつの行動に出ているのです
愛情不足の現われの一つなのですね

そして愛情不足のまま成長した子は思春期を迎える頃になり、その蓄積された欲求不満がさまざまなもんだいとなってあらわれることがあります

つまり、早熟な性行動、いじめや不登校、非子など思春期の問題行動は愛されていないことへの反発である場合が多いのです
リビドーは本来、人との関係の仲で満たされていくものです
子供にとってリビドーを満たす一番のものはほかでもない、親の愛情です


子供がおかしいなという違和感をかんじたら
それは愛されたい大切にして欲しいというサインです

今からでも遅くありません、だまって抱きしめてあげて下さい
ただそれだけで充分です。愛情はきっと伝わります。
子供たちを沢山の愛情で満たして欲しい

●成長に最も大切な自己肯定感の欠如

子供が成長するのに最も大切な
「自分は愛されているんだ」「大切に思われているんだ」
という自己肯定感、安心感が足りていない子が多すぎる

リビドーが満たされないと依存でき相手を求めて
援助交際など、かりそめでも愛情、温もり求めてしまい
妊娠中絶に至ることもあり将来に傷を残してしまう


●友達に気を使うから疲れてしまう

不登校の子供たちに話を聞いていると全く学校に行けなくなる前に、多くの子供が保健室登校をしていました。クラスの中には入っていけないけれど、保健室だったら居られるという子が多い。クラスメートと一緒に居ることは苦痛だけれども養護教諭とだったらやすらげるそうだ。このやすらげるというのが重要で同年代の友達は苦手だけれども歳の離れた養護のセンセイだったら心を許せる。なぜか、余計な気を使わなくて済むからだ