頼みてーよ!


「お忙しいですか?」と一声かける理由






ビジネスの現場はみんな忙しい。
しかし、そこをあえて「お忙しいですか?」と問いかけて
相手の様子を見る。




質問形式なので一瞬相手は考える。




「ああ、忙しい。で、何の用?」


こう出てきてくれればしめたもの。
話を切り出すきっかけがつかめたからだ。




なかには
「間もなく手が空くところだ、景気悪いしね、
わざと忙しそうにみせてるんだよ」


と、ざっくばらんな答えを返してくれる人もいる。

忙しいのが当然の職場でも、その実態は様々である。




「お忙しいところすみません」と
こちらが決めるのではなく「お忙しいですか」

と質問していけば、意外な答えが返ってくる可能性もある。
この質問は決して無意味ではないのであろう。





相手が手が空いていたら、どうするか。
もちろん、「いま、よろしいですか」と問えば良い。

冗談にも「暇そうですね」などといってはいけない。
なお相手が、「話を聞こうか。で、時間はどのくらいかかるの」
と質問してきた場合も、20分はかかります、という応え方は必ずしも適切ではない。
正直なのはいいが、ベストではない。

色々あったとしても、まず相手の都合を確かめるのが先である。
質問の形で答えよう。
「どのくらい時間を頂けますか?」
頼みごとの場合、頼む相手の都合を優先させるのが原則なのだ。