真面目について本気出して考えてみた

お前って「真面目」なんだな
あなたって「誠実」なんですね





恋人にしたい・結婚したいランキングでも
「真面目・誠実」は常に上位に入賞している印象があるし
なんだか、社会において、とっても評価されそうだ。




そして、そうであるべきだと
教わって暮らしているような気がする。





そういえばカレカノの中でも、
マホさんの彼氏もそんなような事を言っていた。




「自分ほど誠実に真実を見つめようとは
誰もしていないんだなと悟ったとき
当たり障りの無い付き合いをしていくことが
大人であり、自己防衛の方法にもなるんだ」






何事にも程度ってのはあると思うのですが
やっぱり、真面目も誠実も生き過ぎると
駄目になり駄目にするらしいですよ。







「真面目と言うのは他人を傷つけるだけ、不器用って事だからな」



という、それまでの価値観が崩れるフレーズを目にした事を
思い出しましたが。




確かに真面目とは自分をダメにして相手もダメにする
要素とメカニズムの典型らしいです。


真面目ってのは概ね完璧を目指しているような印象があり
また、真面目を自認している人は相手にも、それを求めるようです。



「しなければならない」という真面目さが根底にあると、
自分にそれを要求するために、自らそれに縛られていきます。



さらに、あなたが「しなければならない」に囚われていると、
相手にもそれを要求していきます。

「僕は仕事で疲れて寝ているんだから
子供たちが騒がないようにさせるのが妻の役目じゃないのか」

「俺が稼いできてるんだから、お前が俺に従うのは当然だろう」

という、自分の真面目に対する見返りを
相手に要求したくなるでしょう。




誰しも自分の価値観を主軸に世界を可視しているので
自分が行っている行動(例えば真面目)が正しいと思うし
周りもそうあるべきだと思って当然なんだ。

だって
相手が、自分が正しいと思っている価値観にあわせて行動してくれなかったら
まるで自分自身が否定されているみたいだから

ここに部下上司夫婦親子などで
従わせたいと思いから、険悪な関係になり、良くない帰依を生むのだろう。


ただ、マホさんの彼氏は

相手に期待しなくなった分、楽だけど寂しいなぁとも
言っていた。

自分に組み込まれた価値観と言うシステムから
視線を逸らしながら過ごすと言うのは
自分にウソをつき続けることだから
きっと、蝕まれていくのだろう。

適応って麻痺させることなんだって。



honestyを聴きながら