雑談という武器

間や沈黙を怖がらず味わう



話をしていると
間が空いたり長い沈黙があると
どうしたらいいんだろうかと慌てることがあります。


でも、根をつめて話すと疲れるので
各々のペースに合わせると楽に会話を楽しめます。


そのような意味で
むしろ間や沈黙は会話にメリハリをつけることになるでしょう。




たとえば、話の腰を折ったときに
沈黙が起こる場合もありますよね。



話してはせっかく話しているのに
話す気がなくなってしまっています。



その沈黙の気まずさに気がつけば、「話の腰を折ってしまったかな?よかったらそこのところをもう一度話してもらえないかな」と誘い水を向けてみるのも良いことです。

逆にあることを話し終えて話し手が満足を感じている、もしくは余韻を味わっている沈黙はプラスです。この沈黙はむげには破らないで大切にしておきたいもの。
矢継ぎ早に声をかけるのではなく一緒に沈黙に浸り、満足感、「ともにいる」感じを味わいましょう。

さらにいえば20分も30分も一緒に沈黙していられる友達を持っているのならば、それは素晴らしいことです。安心感と信頼感がそこにあるからです。

間や沈黙を上手に使う秘訣は

・間や沈黙を恐れない ・間や沈黙を大切にして、共に味わう
・沈黙は話題を立体的にするチャンスだと思う。

ゆとりを持って相手を見る

自分に自信がなかったり、ゆとりがなかったりすると
相手の人がみえません。




相手が自分をどのように思っているのだろうと気になって、話を十分に聞けてないだけでなく、相手のことが見えていません。


ゆとりがないと、うわの空で話を聴いて
肝心なところを聞き逃したり、とんちんかんな答えを言ったりします。雑談をした後にもエネルギーが湧いてこないのです。





でも、よく考えてみれば、私たちは「話をする」ために「話をする」のではなく、時間つぶしだったとしても、「人と良い関りを持つことで、自分のいるこの場を心地よくする」ために話をしているわけですよね?
話をすることにいっぱいいっぱいで肝心の「人との楽しい関り」を考える余裕がなくなって、自分もクタクタになってしまっているのでは意味がありません。





雑談はより親密な、深い関係を築くきっかけになることもあります。
雑談の中からもその人の人柄を知ることが出来るからです。




聞き上手になることは、あなたの人間としての学びや魅力をより増すことになるでしょう。



雑談力―誰とでも無理なく話せる (アスカビジネス)

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