悩みを摘み取る

人は意外と、自分の本音は見えないのです。



言いたいことがあるのにそれが言えない。意識的に言わないのではなく様々な心理的要因からいえないという状況におちいってるのです。人は自分が深いな感情を体験していくためにいろんな「心理的防衛」をしています。
例えば、自分の本音を人に知られたくなくて無為市域に忘却する防衛を、抑圧あるいは解離といいます。抑圧は意識の外においだすことですが、解離はバラバラにして情報を断つことです。好きとかセックスしたいといった感情があることを無意識に抑えこんで聖人君子ぶったりすることです。この「無意識」というのが薬価利です。抑圧するプロセスに自分でも気づいていないのです。だから、抑圧や解離という防衛が強い場合には自分の本音がわかりづらくなるのです。
抑圧された欲求は極端な行動になって吹き出ることがあります。例えば暴力や性的倒錯、ひねくれ行動というふうに。行動化しない場合は、精神症状を引き起こしたり、身体の不調につながったりします。イイコ、人格者、などと評される人は抑圧していることがあります。解離は権謀から始まりm素が、ひどくなると二重人格や多重人格の障害が現れます。これに対して、意識して自分をコントロールすることを抑圧といいます。
「この上司はやっかりだからダマっておこう。でもあの上司はものわかりがいいから、意見を言ってみよう」などと、自分で計算し納得して我慢する言動をいいます。
意識して感情を抑えこんでいるので、抑圧や解離ほおコントロールがきかなkなるわけではありません。ただし、あまりにも抑制しすぎるのはかんがえものです。心身に影響がでたり問題行動として表出します。
抑圧や解離をし過ぎるとやがて感情が爆発します。意味不明な言動に出たりもします。それらを予防するには無意識に自分の中に溜め込んでいるものがないかどうか、振り返ってみてください。ウソはついてはいけない、セックスや不倫について考えてはいけない、といった固定観念をちょっとはずして、自分の心の奥をのぞいてみましょう。
見たくないところや汚い部分、葛藤や醜い感情があって当然なのです。それが人間ですから。自分がもつ様々な感情を自分で認めてあげましょう。

愚痴は生きるための知恵、でもあるのです。
ひとつ注意して欲しいのは愚痴は必ず声に出して言う、ということです。最近は全てメールで処理するのが普通になっていますがメールは便利な一方で凶器にもなりうる危険な道具であることを忘れてはいけません。声に出すということは自分の身体で消化する、ということです。泣くことの効用と同じで、身体を使って投げ相手も身体を使って受け止めるという作業を経る事によって抱えていた荷物が軽くなるのです。メールは身体ではなく頭を使って伝えるものなので、むしろ思いが発散ではなく凝縮される方向へと進んでいき、ときにはとても口に出せないような深刻な言葉を使ってしまったりします。またメールでは言葉が発せられた周辺のニュアンスまで充分に伝わりきらないため言葉そのもののキツサがストレートに相手に突き刺さってしまいます。これは本人もすっきりしないばかりか受け取った相手にも傷を負わせることになり逆効果です。

一般的に男性は、女性に比べて頭で理解しようとする傾向が強いようです。そういう意味では愚痴を言っても、しかたないし…という考え方をする人が多いのかもしれません。女性は解決しなくてもぐちは言う、というタイプが多いので実は女性の方が軽症の内に相談に来てくれる、つまりガス抜きが得意なのです。

人はギリギリの状態まで追い詰められると視野が狭くなり選択肢が一つしかないと思いこんでしまいがちです。そういう時に、他の道もあるよと違った視点で問題を見る方法を提示するのがカウンセラーの仕事です。

相手の心情を理解して寄り添うのは共感ですが、それを通り越して一緒に泣いたり怒ったりしてしまうのは同感です。特に自分に似たような体験があると、さらにこの傾向が強くなって、冷静に話を聞けなかったり自分の経験地でアドバイスをしがちになります。これでは相手をますます動揺させてしまうでしょう。共感はするけれど相手の苦しみや悲しみに巻き込まれないための客観的視線も保ち決して同感はしない、これがカウンセラーの鉄則です。

うつは励ましてはいけないというのは頑張ってはいけないという意味ではなく頑張るのは悪いことじゃない。でも頑張りすぎてはいけないよ、という意味なのです。

店員にちやほやされることで孤独を癒す=買い物依存症
依存傾向のある人は生育暦に問題の根があることがあり、一般的に安心感の得られない家庭で育った人は何かに依存しないと不安を抑えられなくなる傾向があるといわれています。

店員さんは商売なので売るために、お似合いですよーと褒める。この褒められる快感が忘れられないから買い物に依存してしまう。つまり、根本には褒められた経験に乏しく自尊心が低いので褒めてもらえる場所に行ってしまうのです。

離婚に関しては女性が攻めで男性が受けに回るケースが大半です。今は辛いけど、いつか自体が良くなるだろうと信じていてその場をしのいでいくのが男、ダメとなったら、さっさと見切りをつけて次へ進みたいのが女…といった感じでしょう。

女性の相談は、離婚したい、慰謝料はいくらとれるのか、といったアクションであるのに対し男性の相談は離婚したいと言われた、どうしよう、慰謝料って払わなきゃいけないの?というった事が起こってからの防御の相談です。

この傾向は不倫問題にも見られ、女性の不倫相談は、好きになった相手とどうつきあっていけばいいのか、という内容なのに対し、男性の不倫相談は十中八九、妻にばれてしまった、どうしようという、これまたやはり、ことが起こってからの防御の相談なんですね。総合すると男性は基本的に家庭を壊したくない生き物であるといえるのではないでしょうか

離婚相談で気をつけなければならないのは事務処理的な話から入らない、ということです。本当は離婚したいくらい思いつめている私の気持ちを聞いて欲しい、というのが相談者の望みなのかもしれませんから。






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