共存症。今日、損

新装版 ずっと彼氏がいないあなたへ

新装版 ずっと彼氏がいないあなたへ










☆ダメ男を愛する見捨てられ恐怖の強い女性




ダメ男ばかりと付き合っている人の根底にあるのは
見捨てられ恐怖です。


もし、相手が自立した一人前の男なら
自分が見捨てられる恐れがあります。





しかし、もし相手がダメ男で
自分がいないと生きていけないようなタイプであれば
捨てられる恐れはありません。





なぜなら、捨てるか捨てないかの選択
は自分にあるからです。



この主導権が自分にある、
という安心感が魅力なのです。




自分が決定権を持っている、あるいは自分が彼を支配している
という安心感は快感です。



こういう状態ですと、リラックスもしてしまいます。
逆にいい男と一緒に居るほうが、「いつ、嫌われ捨てられるだろう」と
不安と緊張が高まってしまうのです。



本来なら、いい男と一緒に居れば安心し
リラックスするのが女性というものですが
見捨てられ恐怖があまりにも強いと
決して見捨てられない関係を求めてしまいます。






そしてこういう恋愛にハマる女性が仕事面では
優等生に多いのも特徴です。



このような女性は母性的な愛に飢えた男性を
独特のカンで発見します。




つまり、「母親のように世話をしてくれる女性を求める男性」を
すばやく見つけては自分から近寄っていくのです。





このまま互いにご満悦であれば比較手長いカップルででありますが。
恋愛自体は発展することはありません。


マンネリ化します。





でも優越感や安心感があるので手放せないのです。
これを腐れ縁と言う人もいますがしかし、実は
見下せるダメ男なら誰でもいいのです。





実際、関係が解消されると、
すぐにまた別のダメ男を見つけるのです。






女性の方から一方的につくすことが多いカップルだなので
はた目には世話女房に見えます。






でも、女性を動かしているのは
愛ではありません



ですから破綻しにくいカップルであっても
本当の信頼関係は作れません。



心の絆が太くなるようなこともありません。
つまり、お互いにかけがえのない人にはなれないのです。










☆☆


本来の自分がいない


「共存症」における依存は
夫婦や恋人が独立した人間同士として頼りあうような依存ではない。


アルコール依存症者の妻の多くは
夫のアルコール依存症のことで頭がいっぱいになる

夫の酒量を抑えたり
面倒を見ることが生き甲斐になってしまうのだ。


そして、夫がこういう状態であり続けることによって
面倒を見ると言う役割は妻にとって必要なもので

「この人は私がいなければダメになる」

という思い込みが彼女を支えるのだ。



自分はある人にとって必要な存在であるという思いが
「共存症」の人にとって必要なのだ。





そこに自分の居場所を求めるのである。





もともと自分に自信のない人であるから、
他人から必要とされるということでやっと
自分の価値を見出すのである。





だから、アルコール依存症の夫が回復すると
共存症の妻は途方にくれる。





夫が健康になり、仕事をし、
もう今までのように妻の助けを必要としなくなると




妻はどうしていいかわからなくなる。


夫の回復と共に妻の具合が悪くなる、と言う現象も
珍しいこととしてではなく報告されている。


「共存症」の人は自分自身というものがなく
常に人によって生き、人のために生きる。

自分がカラッポであるので楽しそうではないし
生き生きとした感情も無い。

日本の昔からの良妻賢母に多いタイプだ。
親の言うことに従い、夫に尽くし子供の世話にかかりきりになる。